空間別部門　外まわり　最優秀賞入賞作品［蘇る歴史的平戸町屋ロマン］ | コンテスト2011

傷んでいる外観を街なみ環境整備事業に沿った外観にリモデルしたい。北と西が道路に面していて車の騒音がひどい。

N邸
住宅形態：戸建住宅
築年数：80年
リモデル面積：120m²→120m²
リモデル日数：60日
リモデル費用：580万円

歴史的な街なみに調和した仕上がりになり、満足しています。観光客や通りを歩く人が足を止め、家やポストを見ていらっしゃるのもうれしい。複層窓に取り替えたことで、室内にいても外の騒音があまり気にならず、快適に過ごせるようになりました。

「歴史を活かした歩いて楽しいまちづくり」という街なみ環境整備事業に沿った設計に。老朽化した外壁は、腰壁杉板張りや漆喰塗装を採用し、落ち着いた色彩にまとめました。車の騒音対策のため、1階は複層窓としました。

白、黒、茶の落ち着いた色彩でまとめ、2階窓には手彫りの飾りの入った手すりを設置。昔ながらの町屋の趣を表現し、長崎県平戸の景観に映える外観になりました。玄関横には近くにあるオランダ橋をデザインしたポストを取り付け、通りを歩く人の目を楽しませる工夫も好印象です。