コンクリート住宅のため冬場は寒く、結露や漏水にも悩まされていました。またトイレがリビングのすぐ脇にあるなど、間取りにも不満がいっぱい。そこでまず基礎、壁・天井に断熱材を付加し、樹脂サッシやLow-E熱線吸収ガラスの採用などによって断熱性能を向上。併せてトイレを玄関脇に配置したり、窓を増やして採光を確保するなど、使いやすい空間へとレイアウトしています。

デザイン性と引き替えに、長年暮らしにくさを味わってきましたが、NEDOの助成制度も活用して底冷えのするコンクリート造住宅を次世代基準にまで高めました。外観のリフレッシュ、使いやすい間取りづくり、オール電化仕様による省エネルギー性能の獲得など、ご主人の定年前という絶好の機会に住みやすさを実現しています。