2世帯同居の開始に際してはまず耐震補強を行い、断熱性能を高めたうえでバリアフリーにし、住まいの基本性能を高めました。その上で狭かったキッチンを広々したLDK空間に。ダイニングを中心として、キッチン、リビング、子供スペースと配置し、家族の集う空間としました。3枚のスクリーンパーテーションによって、ダイニングとリビングを個別に活用することもできます。

長く住まい続けるため、住まいの基本性能を現代の水準にまで高め、自然素材も多様して住まい手の安全や健康面に配慮しました。2人住まいから6人構成へと増えたことで、必要な間取りや機能が大きく変わりましたが、3室をまとめた広いLDKによって全員が無理なく過ごせます。対面型キッチンや筋交いを活用したパーテーションなどのさり気ない区切りが広いLDKを緩やかに配置しています。