ずっと憧れていた夢が実現し、わが家で最高の場所になりました。家族団らんの場所、来客をもてなす場所として大活躍しています。この空間でくつろぐたび「リモデルして良かった」と心から思います。

築100年を超える建物は広い和室や枯山水の庭園など、和の風格漂う空間でしたが、洋間が1室もありませんでした。そこで物置と化していた広い土間を200mmかさ上げし、スキップフロアによる洋風リビングを誕生させました。漆喰壁、雪見障子、柱時計といった「和」の要素と、シーリングファンやライト、フローリングといった「洋」の要素を融合させた、ノスタルジックな空間としています。

100年以上もこの家を支えてきた柱や梁を空間の主役として顕しにし、漆喰壁の白とのコントラストを演出。和の佇まいを生かしつつ、現代的な空間や機能が古民家に加わりました。土間と隣接する和室とは高低差が500mmありましたが、土間を200mm嵩上げすることでスキップフロアとして上手に納めています。太い梁が印象的なトイレは、家族はもちろんゲストにも喜ばれていることと思います。