築30年のメゾネットは各所で老朽化が進み、設備機器など使いづらくなっていました。部屋も細かく区切られ、狭く感じられました。
H邸
- 住宅形態
- マンション
- 築年数
- 30年
- リモデル面積
- 83.8m²
- リモデル日数
- 90日
- リモデル費用
- 1300万円
BEFORE | AFTER | |
子供が走り回れるような広がりが手に入り、家族が一緒にいられる家になりました。家事が効率的になり、家族の時間が増えました。 |
コンパクトな住居の中でいかに伸びやかな空間にするかをテーマとし、1階のトイレ、2階の水まわり以外は基本的に連続する「ひと続きの空間」を計画。各フロアでの一体感はもちろん、上下階の空間をも一体感のあるワンルームをめざしました。設備機器類は一新したものの、規約でサッシを交換できないため、サッシ内側に3層の空気層を持った特製障子をしつらえることで断熱性能を高めました。あたかもアリの巣のようなこの家は、夜1カ所で明かりを点けると、どこの空間でもそれを感じることができます。 |
階段の納め方などの配慮によって上下階を有機的につなげたり、テラスにウッドデッキを配置してリビングとの一体感を生み出すなど、「ひと続きの空間」というテーマをフロア単位でなく建物全体で実践されました。2層構造といった物理的な区切りを、周到なプランニングによって一体的で完成度の高い空間に仕上げています。同時に、居住スペースとオフィススペースを上手に分離するなど、周到なゾーニングによってストレスのないSOHO空間をつくりあげています。通風や採光性も向上し、無垢材の使用などもあって、健康的で快適性の高い空間に仕上がっています。 |