小分けになっていた部屋をスケルトン状態に戻し、広いワンルームとして各所をレイアウト。アイランドカウンターとリビングを一体化した「広間」を中央に配し、廊下を排除してスペースを有効活用しています。一画のベッドコーナーはプライバシーに配慮し、杉フローリングをルーバー状に縦に配置して緩やかに配置しています。

壁にアールを付けたり、杉材を多用するなど、柔らかな空間に。60代女性がお1人で住まう生活空間として、コンパクトでも機能的な空間を模索されました。コンクリートスラブに直接天井・床仕上とすることで、天井高を広げるなど空間ボリュームを確保。広間と各室を仕切る壁や間仕切りを杉板で構成することで壁厚を最小に留めると共に、自然の香りで癒し効果・調湿効果を獲得しました。