叔母が30年前に建てた建物は、あちこちにひび割れが生じるなど、傷みが各所に見られます。老朽化が進んだ建物を、ローコストで安全で快適な家にできないか。大きな空間でくつろげ、寒く使いづらい水まわりを新しく快適にしたい。
K邸
- 住宅形態
- 戸建住宅
- 築年数
- 30年
- リモデル面積
- 107.0m²→115.3m²
- リモデル日数
- 120日
BEFORE | AFTER | |
快適な設備と無垢の素材でつくられた空間は、家族や訪れる人を優しい気持ちにしてくれます。職人さんに交じって一緒につくりあげたため、とても愛着の湧く、家族みんなが大切にしたいと思う家になりました。 |
築30年の和風住宅の柱や梁だけを残して解体し、構造体を補強して耐震性を向上させ、次いで建築当時の家の記憶を継承しつつ、住まいやすい間取りや仕様をプランしていきました。天然木や天然塗料など、厳選した自然素材のみを使用し、住まい手の健康に配慮。ご家族が愛着をもって暮らせるよう、壁の漆喰塗りなど一部セルフビルドも実施しています。 |
建物を長期に維持していくうえで、住まい手によるメンテナンスは欠かせません。今回のリモデルではご家族が総出で壁を塗るなど、家づくりに積極的に参加しています。自分たちの住まう家に関心を持ち、愛着を育てる、つくり手とすまい手の二人三脚の関係も大切なことかと思います。 |